本日発売です。

 フイナム・アンプラグドno.5本日発売です。

 いつかわやりたいと考えていた、モノ特集。買い物ガイド。それをすこしだけフイナムらしい切り口にしてお届けします。

 すでにご承知の通り、タイトルは「ワイズ・スペンディング」。

 ”良い買い物がしたい”という欲求を満たすべく、編んでみました。書店で確認してください。

 

 今回は5号目ということで、少しは進行がよくなるかと思っていたら前4号目以前の厳しい進行となり、いろいろ大変でした。でも発売されてみるとそんな苦労はどこへやら。

 今号は基本大きなところ以外は、ぼくは口出しせず、編集スタッフに任せました。おかげでこれまでよりいい本になったと思います。

 

 ちょうど打合せ、撮影が終わり、デザイン出しも終わったところで、空白の数日が生まれます。ちょうどライターさんやら編集者が原稿を書く時間ですね。自分自身、原稿書くところはないので、この間、次号につながるリサーチ兼ねて海外へ行ってきました。なにかあれば連絡を。まあよくあるメッセージ。

 幸か不幸か、なにもなかったようで、代官山から急ぎの連絡はありませんでした。しかし成田から緊急事態発生かのような連絡が同行の方の携帯に何度も入ったのです。

 どうやら帰国日を1日間違えていたらしく、泊めていた駐車場の方が確認のため電話してきたということでした。ぼくは飛行機モードで通話とモバイル通信を切っていたため連絡できず、困った係りの人が同行者に連絡したというものです。

 すぐ会社に連絡し、先方に説明してもらい事なきを得たのですが、帰国日を間違えるなんてこれまで考えられなかったようなミス。そろそろ自分にも老人力(©赤瀬川原平)がついたということでしょう。

 本の編集にはなるたけ、この老人力が表出しないように気をつけていますのでご安心を。

 

 ところでどうにもこの「です、ます」調文体だとリズムに乗れないようで。

 本誌は基本「だ、である」文体です。どうも個人的にはぼくはそっちの方が文章が読みやすいのですが、なにかとうるさいご時世、上から目線文体だなどと文句のひとつも言われるかもしれませんが、そこは読者の皆様、気分を害さないで読んでください。

 ということで、よろしくなのだ。

 

↓某国スーパーマーケットにて。謎のケーキ。まったく美味そうじゃないのがご愛嬌。

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ナローポルシェに荷物満載。そして旅に出る(妄想)。

副編ヒラノです。フイナム・アンプラグド5号目。明日発売です。いま見本誌をパラパラとめくりながら改めて読んでますが、今号はパワーあります! 自分たちで作っておいてなんですが、かなりおもしろい。読み応えありです!

 

ここでは、自分が担当したページの裏話を。「エンスーに学ぶWISEなクルマ生活。」という企画で、こんなクルマでこんなことしたいよね。という妄想? を膨らませたちょっとした読み物です。内容を簡単に書くと、自分の大好きなクルマ(ここでは旧いポルシェ、通称“ナロー”を取り上げてます)で好きなことをするために西へ西へクルマを走らせる。そんな話です。

 

企画の発端は、編集長の一言。「ちっちゃくて旧いクルマにルーフキャリア着けて、荷物いっぱい載っけたらかっこいいよね~」。ヒラノはこの言葉を実現すべく、けっこう悩みました。オールドMINIとかVW系じゃ当たり前すぎるし、イタフラ系もなんかフイナムっぽくない。国産旧車は個人的には好きだけどヤンキー入っちゃうか~などなど。さらにクルマ選び以前に、そもそも借りてきた車両に、ルーフキャリアをどうやって着けるのか? 旧いクルマならなおさら実現のためのハードルが高い。う~む。こりゃ企画倒れか…。と、締め切りギリギリのスケジュールで諦めかけてたタイミングで、ライター氏からナローポルシェにキャリア着けてるクルマ発見! と興奮気味の連絡が入りました。

 

そこからは、もうとにかくこのクルマのオーナーさんに即アポ。なんとか撮影をお願いして、スタイリスト、カメラマンを手配、からの一気に撮影。クルマ発見から撮影までわずか3日間という突貫進行でした。

 

どんな写真が撮れたかは、実際の誌面を見てもらいたいんですが、僕がケータイで撮った写真が以下。とにかくルーフも室内も荷物満載。この荷物もただなんとなく持ってきたわけではなく、妄想原稿に合わせて、ひとつひとつ意味のある物を用意しています。

 

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3日の短時間でここまで大量の、しかもつじつまを合わせたアイテムを集めてきたスタイリストが本当にすごい。誌面ではほとんど見えてない室内の荷物も手抜きなし。誌面で妄想原稿を読んでもらったあとに、この写真をもう一度見直してもらえると、なるほどね~とわかる部分もあると思います。このページはアンプラグドの真ん中ちょい後ろくらい。自分的にも楽しめた企画だったのでぜひ読んでみてください。

誌面をちょっとだけご紹介

アンプラグド・ブログをご覧のみなさん、こんにちは。 

フイナム・アンプラグドのデザインを担当した西原です。

 

発売日の3/24(金)まであと2日となりました!

見本誌が届きましたので、誌面をちょっとだけご紹介したいと思います。

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もうすでに見られている方も多いと思いますが、今号の表紙です。

イラストは竹内俊太郎さんで、よくある買い物特集とは一線を画す、

風刺のきいた表紙となってます。

 

今号のテーマは「WISE SPENDING(賢い消費)」。

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WISE(賢い)なアイテムをたくさん紹介してます。

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時計やスーツにアウトドア etc...

 

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 ヒップなオトコのファッションページがあったり、

 

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都築響一さんの事務所にうかがったり、

 

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人気企画・古着サミットの特別版もあります。

 

今回もボリュームたっぷり、お買い得な内容になってます。

ぜひ書店で手に取ってみてください。

 

デザイン:西原 幹雄

そもそも、お金って何なんですか?

こんにちは。

編集部の長嶋です。

 

突然ですがクイズです。 

 

Q.『お金』って何?

 

あまりにも唐突なクエスチョンですが、

ワイズ・スペンディングを考える上で、

普段誰もが疑いなく使用している『お金』の正体を知ることから始めてみましょう

 

答えはこちら。

 

A.お金の正体とは『信用』のことです。

 

イマイチわかりませんね。

 

お金の正体とは、

「これはお金だ!価値があるんだ!」と、取引をする相互が信じ合うことにあるのです。


物質的にはただの紙だったり金属だったりするのに、なぜそれをお金として信じるのか?
それは国という大きな権力が「お金だよ!信じていいよ!」と保証してくれているからで、

日本円を当たり前のように使う我々は、つまり日本という国を信じているということになるんです。間接的に。

 

日本は国家を運営するシステムが概ね正しく機能しているので、お金を疑うという発想自体を持ちづらく、信用するのが当たり前。
だから、「お金って何?」という問い自体がいまいちよくわからないんですよね。(でもこれって、ちょっと怖いことかも?)

 

さて、舞台が発展途上国になれば、話はガラリと変わります。

国家システムが整備されておらず、不正や不備も多く、例えばインフレやデフレの頻発でお金の価値が安定しない。

一生懸命貯蓄しても、価値がなくなったり、誰かに盗まれたりしたら嫌ですよね。

 

そんな状況下で、グローバル市場で安全に活用できるお金として注目を集めているのが電子マネーなのです。

 

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電子マネーは、ブロックチェーンというテクノロジーによって、その安全性を担保されています。詳しい説明はGoogle先生に譲りますが、 インターネット上に存在する「お金」を、国境を超えて信じ合うことができつつあるんですね。

 

ビットコインは、そんな電子マネーの筆頭銘柄。日本でもインターネット上の取引所で誰もが手に入れられます。

 

当然、新しく価値あるシステムが生まれれば、そこに目をつける人もいる、というわけで。

このビットコインに対する投資がここ数年ホットなトピック。

 

 

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 映画ソーシャルネットワークにも登場したウィンクルボス兄弟は、ビットコイン投資で巨万の富を得たとか。

 

 「人は必ず楽な方に流れる。長い目で見れば、電子マネーは絶対に主流になる。」

短期的な投資での利益云々ではなく、今後社会インフラの一つになるテクノロジーとして注目しておいた方が良さそうです。

 

 

と、長々と書いてみましたが、実はこの企画、本誌の方では誌面構成上の都合で掲載できず・・・。

 

だいぶ噛み砕いて書いてみたつもりですが正直難しいんですね。

けれど、ワイズ・スペンディングを考える上で、「お金って何?」「未来のお金がどうなるの?」という問いは避けて通れないと思います。

 

本誌の方では、お金の使い道にフォーカスしてますが、

さらに遡って考えてみてはいかがでしょう。

 

 編集:長嶋太陽

 

 

 

ヴィンテージ古着の価格高騰問題。

「いつか着る。」
「珍しいし。」
「今後同じものに出会えないかも。」
「だから手元に残しておきたい。」
「理由は不明だが、なんかもったいない。」
そんなことを思いながら処分できず長年タンスの肥やしにしていたヴィンテージ古着たちですが、
コレクターでもないし、着ないものをずっと手元に置いておく方が色々と「もったいない!」。

というワケで、委託や買取、オークションなどを駆使して一気に処分しました。
そしたらびっくり、どれも10年以上前に買ったものたちですが、とんでもない値段になっていたんです。

例えば10年以上前に買ったデカボタンのブラウンズビーチジャケットが4倍の値段で売れたり、
やっぱり10年以上前に買ったヤンクの山ポケ、ガチャポケたちのシャツも3倍くらいの値段に。
100足以上あったアメリカ製のコンバースとヴァンズはどれも倍くらい。
その他にも、アウトドア物やミリタリー物も10年でだいぶバケました。

当たり前ですが、古いものだからタマ数は限られているし、時間が経てば経つほど希少性は上がっていくワケで。
しっかりとしたモノ選びさえしておけば、どんなに高くてもヴィンテージ古着は損しないし、むしろプラスになるんですね。

少し前置きが長くなりましたが、『WISE SPENDING / 賢い消費』をテーマにした今回の「アンプラグド Vol.5」では古着ネタをいくつか用意しています。
価格高騰以外にも、「ヴィンテージ古着 = 賢い消費」を様々な角度で探っています。
お馴染みのフイナム人気企画『古着サミット』も収録していますので、そっち方面が好きな方はお楽しみに!


ちなみにこちらは、まだ手元に少量残している私物のヴィンテージ古着。
今回のとある取材でも取り上げたリーバイスの1st「506XXEE 」です。

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これのポイントは背面が二枚接ぎになっているところ。ビッグサイズのみに適用されたディテールで、その見た目がT字に見えることから「Tバック」と呼ばれる珍種です。昔はビッグサイズという理由で特に価値のあるものではありませんでしたが、ここ数年で一気に評価を上げたアイテムのひとつです。
僕は7年くらい前に、某アメリカ人ディーラーから2万円で購入しました。いまの相場なら、このボロボロの状態でも10万円台半ばはするそう。たったの7年で約7~8倍です。ちなみにデニムの色が真っ紺なら50、60万円、デッドストックなら150万は堅いと。
株に投資するよりも賢いですよね? ヴィンテージ古着、恐るべし。

編集:石井

賢い靴の選びかた。

『フイナム』をご覧のみなさま、こんにちは。村松です。

雑誌『フイナム・アンプラグド』は

2日前にやっと校了になりました。

4ヵ月に及んだ編集作業が終わったと思うだけで、

安堵というか、少し感慨深い気持ちになります。

 

告知している通り、

今号のテーマは「WISE SPENDING(賢い消費)」。

いろいろな捉えかたがあると思いますが、

ぼくはファッションに関して、

ひとつのものを長く使うことも賢い方法だと思っています。

その代表的なものとして、

ずっと愛用している靴をいつくか紹介します。

 

 

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写真は「Danner Light」。

5〜6年前に雨用として買ったもので、

雪の日や夏の台風など

悪天候のときはとくに重宝しています。

靴紐を外すのが少し手間だけど、

1ヵ月に1度ぐらいのペースで、

以前、頂いた〈KIWI〉のクリームで磨いています。

革に少しづつ味が出て変化していくところもいい。

この靴の値段は4万円ぐらいだっと思いますが、

質実剛健という言葉の通り、

これまで一度も修理に出していません。

まさに買ってよかった靴のひとつです。

 

 

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続いて〈アディダス〉の「スタンスミス」。

「スタンスミス」は学生時代によく履いていたスニーカーで、

昨年の夏、久しぶりに履きたくなって買いました。

定番である白のタイプを選ぶつもりだったけど、

ABCマート」限定で発売されている、

オールブラックのものにしました。

1万円を切る価格でありながら、

黒のレザーのため汚れが目立たないところもいい。

昨年の秋から一番履いているスニーカーです。

 

 

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最後は〈オールデン〉の「53511」。

7〜8年前に買ったバーニーズ ニューヨークの別注モデルです。

「990」を選べばよかったという後悔もありますが…

ちょっとボテッとしたノーズの感じがかっこいい。

古着の軍モノのチノパンやスーツに合わせて履いているけど、

意外とぼくのワードローブにはこの靴に合う服が少ない。

靴が服を選ぶというか。

値段は高かったけど、そういうことを知れたという意味では、

この靴を買ってよかったと感じます。

 

そういえば、先週末、 

海外のオンラインストアでスニーカーを購入しました。

届くのはこれから。

直接ものを見てないし、試着もしてないから

いまは不安と期待が入り混じった気持ち。

とても「賢い」選びかたとは言えないけれど…。

 

村松 諒

賢い住まい方って結局なんだ?

こんにちは。編集部の小林です。

ご存知のとおり、今号は「賢い消費」特集号です。 ベストバイ的なブツカタログの色も強いので、これまでのVol.4までとすこし毛色が違うんですが、 もちろん「フイナム・アンプラグド」らしく、カルチャー関連の読み物も充実しております。

担当したなかでも、頭がオーバーヒートするかと思ったのが、 「一軒家か、分譲マンションか、賃貸か、賢い住まい方はどれだ?」という企画でした。 こういう、ちょっと“タメ”になるようなトピックも取り上げるのがこの雑誌のカラーでもあるんです。

「頭がオーバーヒート」と言ったのは、住宅の専門家にお話を聞いたのですが、話が非常に入り組んでおり、「!」と理解するまでに時間とパワーがかかる、かかる。 まあ、ちゃんとひとつの結論を出していますので、ぜひお読みください。

そして、これが「賢い住まい方のAサイド」とするならば、 鹿児島まで飛行機でひとっ飛びして、取材してきたのが「Bサイド」。

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テンダーさん。ちなみに取材日には、年に一度というタイミングで降雪が…。


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テンダーさんの本棚。


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暖炉と猫。


[水、ガス、電気といったライフラインを自前で作って使うという、現代らしいネオヒッピー的な活動をしている「テンダー」さんに取材してきたのでした。

日本では珍しい、いい意味で“逸脱”したひとでした。ちゃんと考えて、ちゃんと動いて。

東京に住んでいると目と手の届く範囲として東京しか視野に入らないけど、地方はいろいろとおもしろいことになっています。人口が少なくなっていくこれからの時代は、地方のほうがおもしろいことができるのかも、なんて。

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ちなみにこの写真は、雑誌とは関係ないワカサギ釣りへフォーカスした地方取材なんですが、楽しそうなコミュニティ感にあふれていました。こういうつながりも、いまの地方のおもしろさのひとつかな。