趣味の秋はもうすぐそこに!!

みなさま、いよいよ「HOUYHNHNM Unplugged Vo.6」発売まで一週間を切りました!

 

スポーツの秋、食欲の秋。何をするにも過ごしやすいこの季節は、趣味を楽しむにもうってつけ。と、言うわけで、ご存知の通り今号はテーマが “趣味”なわけでございます。

 

さて、この雑誌が出来上がっていくに連れてふと感じたのは、この先趣味の在り方はどうなっていくか。でした。90年代後半に生まれた僕らの世代は、いわゆるSNS世代。ベタなことを言うと、簡単になんでも発信できるようになった代わりに、ディープに何かを突き詰める人の数が減っていくのでは...とか考えてしまいます。

 

例えば、いまはレコードを筆頭とする空前のアナログブームですね。

 

「今日は〇〇のレコードを見つけたから買ってきたー!」なんて言葉と一緒に、LPのジャケ写をパッと撮って、ベッドに寝転びながらインスタグラムにUP。あとはそのレコードの上に針を置くこともせず、袋のまま棚に置く。

 

極端なようで、これと近いことは実際に起きている気がします。趣味のアピールに踊らされることがないように。それを僕ら世代は肝に銘じねば...!と感じた制作期間だった訳です。

 

なんて思いつつ完成した今号をめくると、人生の先輩方の趣味に没頭する姿が。やはりどこか華やかで美しかった。。その背中から姿勢を学ぶべきなのでしょうね!!

 

純粋(変態的)な好奇心の行く末の形が集結した、ボリュームMAXな一冊。9月22日(金)は書店へぜひ、足をお運びくださいませ。

 

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どの目線から喋ってるのか良く分からなくなったところで、ぜんっぜん別の話へ。

 

週末は「New Acoustic Camp 2017」に編集のBパイセンと、営業Kの兄貴と行って参りました。

 

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びっくりするほど本当に大満足なフェス。ゆる〜い空気感も、マナーあるキャンプ好きの人々も最高!心配してた台風の影響もなく(1日目、日帰りだったので)不満0でした!0!!

 

結構本気で見たかった木村カエラの「Butterfly」「リルラ リルハ」を生で聴いて、本命EGO-WRAPPIN'を前の方で見るために早々に移動。1曲目の「Neon Sign Stomp」からやられました、シビれました。

 


EGO-WRAPPIN' 『Neon Sign Stomp』

 

森さんのバンジョー、カッコよかったなぁ。

 

そういえば、こんな出店者も。

バリカンを操る伝説のチーム「Vallicans」と遭遇したのですが、このあと僕の頭はなんともエッジーな感じに。。髪型はこの2ヶ月で5回変わりました。。

 

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再度アナウンスですが、22日は本屋さんへぜひ。趣味を楽しむにうってつけの季節、秋はすぐそこです。

 

 

編集:河原

趣味が好きなのか、趣味を好きな自分が好きなのか。

「趣味はなに?」

大人になるにつれて、この質問には曖昧に答えるようになりました。

卒業式に書くサイン帳から始まり、履歴書、mixiのコミュニティ、合コンでの会話などなど、誰しも「趣味」というフィルターを通して俯瞰で自分のことを見つめる機会が年に数回はあると思います。

1980年代生まれの私の世代は趣味を「いかに掘り下げているか」をベクトルに飲み屋で語り合い、マウントしあっていたものです。そしていまはSNS上で「いかにそれを楽しんでるか」をマウントし合う時代。

いきなり上からタコ殴りにされる可能性もあるっていうのに、それでも趣味を告白しなくてはいけないというこの悪魔の質問。

さらに返答次第では「私、こういう趣味なのイケてるでしょ」的なニュアンスを入れているかもかもしれないとう恐ろしさ。

いつからか「私の趣味は●●です」恐怖症になっていたように思います。

 

で、ご存知の通り今回のアンプラグドのテーマは、趣味です(笑)。

企画の中でジャズミュージシャンの菊地成孔さんを取材させていただく機会に恵まれまして。あんなに多趣味で博識な人はどのように「趣味」を考え、向き合っているんだろうと様々な質問をぶつけてきました。

2時間ほどたっぷりお話をうかがって思ったのは、趣味はあくまで自分のために持つものだということ。もちろん人と一緒に楽しむ趣味もあると思いますが、主軸は「自分がアガるかどうか」の一点だけ。そこが曇ってしまっていたのだなぁと反省しました。今後は趣味と他人の目を完全に切り離して考えられそうです。

ということで今号、私と同じように「趣味はなに?」恐怖症の人にぜひ読んでいただきたいです!

 

ちなみにこちら、私の趣味のひとつ。ジェルネイルのデザインをネイリストの金子 渚さんと一緒に考えること。アンプラグドを編集していた2ヵ月は以下のデザインでした。

曼荼羅」と。

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「腐った肉もしくは脳みそ」。

 

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いずれもアンプラグドで担当した企画に引っ張られています。読んでいただければ即、納得していただけるかと。

 

さて、発売まであと1週間。しばしお待ち下さい!

 

編集:松下

城は※※※※である。

 

 

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正直に白状すると、城への興味は全くといっていいほどありませんでした。

 

 

歴史などの暗記モノは昔から苦手。

三国無双にはハマったしキングダムも最新刊まで読んでいるけれど、

日本の歴史に関してはとっかかりなし。当然城についても無知。

るろうに剣心は明治時代だし。

 

ところがどっこい。

 

ディープな城ファンであるライムスターのMummy-Dさん、時代劇研究家の春日太一さんとともに小田原城へ行って、愛に溢れる城トークに触れ、完全に落城。

 

城、ヤベエです。

 

Mummy-Dさんは開口一番こう言いました。

 

「城が※※※※だとするとさ、天守閣は※※※だよね。」

 

あからさまに伏字にしてみますが、非常にわかりやすく衝撃的なたとえ。

(答え合わせは紙面で!)

 

それ以外にも印象的なフレーズたくさん。軽く抜粋してみます。

 

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「想像の余白がなくなるから改修しないでほしい」

 

「江戸時代が最近のことに思えるんだよね」

 

「北条氏もしんどかっただろうな・・・(小田原城の最上階から遠くを眺めて)」

 

「古戦場に寄ってもらいたいんです。今はただの田んぼなんですけど」

 

「城は嫁」

 

「ラッパーはみんな戦国時代とか、ヒーローが好きなんだよ」

 

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やっぱ城、ヤベエです。 

 

俄然興味が湧いてきてます。

城ってのは、心と体と頭をフル動員する趣味。

その真意はぜひ紙面で!(しつこくたっていい。読んでほしい!!)

 

城という趣味、じわじわ流行りそうな気がします。

 

 


椎名林檎 - 流行

 

 

 

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こちらは小田原城内で製作した印字コイン。

 

ご覧のとおり、UTAMARUとHOUYHNHNMの刻印が。

もちろんライムスターの宇田丸さんモデル(半公式)です。

 

宇田丸さんなくして、この対談ならず。勝手に感謝の気持ちを込めて。

 

編集:長嶋

 

 

塊根植物にハマりそう。

田名網敬一さんがいつかのトークショーで、金魚を引き合いに出しながら「奇形的な美」に関して語っていました。人工的に改良を重ねて、わざといびつな体型にしたり、目を飛び出させたり。金魚は、奇形であればあるほど美しいと。(うろ覚えですが、要約すると確かそんな感じだったかと思います)

 

確かに祭りの的屋で見るような整った金魚よりも、ランチュウや出目金みたいな奇形的な見た目の金魚のほうが、なぜか美しさを感じます。潜在的に惹かれてしまう何かが、きっとあるんでしょうね。話を聞きながら妙に納得したんです。

 

今回のアンプラグドで取り上げた「塊根植物」もまた、ぷっくらとした太い幹をもつ、いびつな見た目が愛らしい植物。金魚と違うのは、人工的に奇形になったわけではなく、育った環境によって必然的にその形になったという点。ものによって形状はさまざまですが、その姿はまさに自然がもたらしたアート。その魅力に取り憑かれた人が昨今急増中で、一部の品種は高値で取引されるほど。僕のまわりにも何人か、この底なし沼にハマっている人がいるんですが、話を聞いていると、それまでのプランツブームとはまた違ったウネリを感じるんです。熱狂的というか。この奇形的な植物には不思議な魔力が潜んでいるんですね。

 

詳しくはアンプラグド本誌をご確認くださいませ!

 

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で、自分もまんまとハマってしまい、塊根植物をさっそくはじめてみようかと。まずはご覧の鉢をゲットしました。インビジブル インクという鉢ブランドのものです。取材先で見てから、ずっと気になっていまして、ようやく手に入れることができました。いまはコイツに何を植えようか、そんなことを妄想しながら楽しんでます。

 

しかし知れば知るほど奥が深い塊根植物の世界。数ヶ月後には家がジャングルになりそう、、、。ズブハマりしそうで怖いです。

 

編集:石井

 

モダンな “箱”。

『フイナム・アンプラグド』のブログをご覧のみなさま、

こんにちは、編集部の村松です。

 

雑誌の発売まであと10日ですが、

まだ担当ページが校了できていません。

先週の金曜、大半の企画を校了できたので、

ちょっと安堵した自分が甘かった…。

残り4ページを今日中になんとかしたいと思っています。

 

 

このブログでは、『フイナム・アンプラグド』の撮影中、

気になった “箱” を紹介します。

 

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これは、撮影で伺った東京・銀座にある

「CK カルバン・クライン」のショップで見つけました。

ピンクとグレーの大胆な色の切り替えが印象的で、

箱の角を見てみるとカッシーナのロゴに加えて、

シリアル番号とル・コルビュジエのサイン。

ちょっと欲しくなって、編集部に帰って調べてみたところ、

まったく同じものは載ってなかったのですが、

近いものがありました。

 

www.cassina-ixc.jp

 

「LC14」はスツール。

1952年にコルビュジエが、晩年を過ごした別荘用に

妻への誕生プレゼントとしてデザインしたもの。

一見、ただの木の箱ですが、これも良いかも…。

スツールとしてはもちろん、雑誌などを置くのに使っても良さそうだし、

ベーシックなデザインだから飽きることなく使えそう。

次号のアンプラグドの「Shopping Addict」で紹介しようかな。

 

ただ、「CK カルバン・クライン」で見たものは

カッシーナのサイトには載ってなくて、

そのあともインターネットを使って探しているのですが、

結局、いまに至るまで見つかっていません。

こういったところも、アートが好きで、

インテリアデザイナーとしての経験も持つ、

ラフ・シモンズならではのセレクトと言えますね。

 

 

この “箱” は紹介していませんが、

雑誌『フイナム・アンプラグド』は9月22日発売。

ぜひ手に取ってみてください。

 

村松 諒

趣味と仕事と供養。

こんにちは。編集部の小林しんりです。

 

毎年、アンプラグドの制作時期と夏がバッティングするため、“Summer Never Ends”どころか“Summer Never Comes”が常態化しておりました。

しかし、今年は別。日本ではなくスイス&ベルリンの甘美な夏を味わってきました。もちろん取材です。

でも、いいですね。カラッとして、夜の21時くらいまで明るいヨーロッパの夏。そら、夏休みもドカンと取るわけです。

さてさて、雑誌をつくるにあたり、いろいろと企画を提案するわけですが、もちろん採用・不採用へと振り分けられます。不採用だったのが「趣味と仕事」でした。今の時代、趣味と仕事の境目がなくなってきているのですが、趣味をどう仕事につなげるのか、仕事場に趣味を持ち込んでいるひととは? なんてことを追いかけたいなと思ってました。

意図せずも、アンプラグドやウェブ・フイナムで今夏取材にするにあたり、いろいろな仕事場にもお邪魔できたので、誌上では実現しなかった「仕事場拝見」企画をこちらで少し紹介したいと思います。

 

まずはスイスのフライターグの仕事場。

シリコンバレーのIT企業かと見まがうほどの充実ぶり。広めのフリースペース、屋外のの食堂、気分転換用のサッカーゲームなど。

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お次は、ベルリンのファッション&インテリアデザイナーの女性の仕事場兼、プライベート空間。

この方、小屋暮らしをしているのですが、まあ写真の通り、抜群のセンスです。

こちらは誌面にも登場します。

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そして、イデー創業者の黒崎さんのお話を伺った取材場所が、こちらの赤坂見附にあるシェアオフィス・みどり荘です。キッチンがあったり、入居者同士がフランクに会話していたりと、シェアオフィスを直に見られるいい機会でした。とても雰囲気がよくて、いい意味で会社らしさがないですね。趣味とスタイルの作り方に関する、最高のお言葉を黒崎さんから頂きました。

 

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そして、これは渋谷にある寿司屋の深夜12時の風景。誌面とはまったく関係ないのですが、“男は背中で語る”的な佇まいに思わず写真を撮った次第です。

 

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これからの時代は、仕事や仕事場に自分の趣味性を反映させていく時代になっていくようで、仕事場特集をどこかでしたいなあと改めて思いました。

 

そして、「実現しなかった...」シリーズその2として、ほんとに個人的な話ですが、

採用されなかったリードを供養の意味を込めて、こちらに紹介させて頂きます。

今号では、「趣味」特集の総まとめ、いわゆる扉ページを担当しましたが、

雑誌全体を表すステートメント、つまりは全体のリードを任せてもらったものの、苦戦しまくりでした。

採用されなかった子どもたちを、こちらに投稿して墓標を建てさせて頂きます。

 

候補1----------------------

ひとの趣味の話に耳を傾けることほどおもしろいことはない。
他人に指示されるでもなく、自分のやり方で、時間と金と情熱を捧げるひとたち。
なにが好きで、どう掘り下げるのか。
そこにそのひとの個性とスタイルが表れる。
なにもかもが劇的に変わりつつあるこの時代に
マニュアル化された趣味の話なんてつまらない。
奇想天外なモノ、スマートなコト、枠にとらわれないヒト...
ぼくらが考える“ヒップな趣味”を揃えました。

  

候補2----------------------

(ここに、ある作家の名文入ります)

ひとが趣味の話をするとき、おもしろさはそのこだわりにある。

でも、ひょっとしたらそのこだわりはない方が当の本人は幸せなのかもしれない。
こだわればこだわるほど、時間とお金を使い、自分を縛るルールが増えるのだから。
それでも、開高健にならって肯定しよう、趣味にこだわる不自由な人生こそすばらしい、と。

 

候補3----------------------

(ここに、ある作家の名文入ります)
ひとたび趣味のおもしろさを味わうと、それ以前には戻れない。
いわば禁断の果実だ。
ただ生きていくには必要ないかもしれない。
ときにはひとを狂わせることもある。
それでも、奥深き趣味の世界がもつ、刺激ぬきにはぼくらは生きていけない。
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このほかにもまだあるんですけどね...

採用されなかったこれらのリードの代わりに、最終的にはどんなリードになったのか?  作家の名文とは? 

実現した方のシリーズは、本誌にたっぷり詰まっております。

 

1984〜1986年生まれ。

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ミニ四駆、コロコロ、BACK TO THE FUTURE、写ルンです、NOWHERE、パブリック・エネミーウータン・クラン、ア・トライブ・コールド・クエスト、スパイク・リー、DO THE RIGHT THING、2PAC電波少年Jリーグチップス三浦知良AIR MAX 95、スラムダンクA BATHING APE®、カセットテープ、スーパーファミコンストリートファイター2餓狼伝説、キングオブファイターズ95、セガサターンバーチャファイター、BOON、ASAYAN、relax、studio voiceマイケル・ジョーダン、コビー・ブライアント、アレン・アイバーソンエヴァンゲリオンごっつええ感じ野茂英雄、さんぴんキャンプ、NUMBER (N)INEエディ・スリマン、ハイスタンダード、安室奈美恵鈴木亜美広末涼子

 

つらつらと思いつくままに挙げてみたキーワード。共通しているのは、1984年前後に生まれたひとたちが、おそらく通ってきたであろう青春時代のモノ・ヒト・コトです。

 

昨今、ファッションの現場、そして教育や政治の分野でも、時代の変わり目とよく耳にします。同じような境遇を過ごしてきたのが、1984〜86年生まれの世代。今号では、そんな時代に生まれたデザイナーに迫った企画を担当しました。

 

年号が昭和から平成に変わり、教育は詰め込みからゆとりへ。ファッションは裏原からモードへ。幸か不幸か、2つの文化に挟まれた時代を過ごしてきた、通称“ハザマ世代”。再び歴史が繰り返そうとしているいまこそ、彼らに聞きたい、当時の思いや自身の歴史。時代に翻弄されながらも、自分の芯を貫いてきたデザイナー4名に青春期をプレイバックしてもらいました。

 

かくいう自分も1984生まれ。今回4人の話を聞いて、もっとストイックに頑張らねば、と思った次第です。

 

編集・中田