趣味が好きなのか、趣味を好きな自分が好きなのか。

「趣味はなに?」

大人になるにつれて、この質問には曖昧に答えるようになりました。

卒業式に書くサイン帳から始まり、履歴書、mixiのコミュニティ、合コンでの会話などなど、誰しも「趣味」というフィルターを通して俯瞰で自分のことを見つめる機会が年に数回はあると思います。

1980年代生まれの私の世代は趣味を「いかに掘り下げているか」をベクトルに飲み屋で語り合い、マウントしあっていたものです。そしていまはSNS上で「いかにそれを楽しんでるか」をマウントし合う時代。

いきなり上からタコ殴りにされる可能性もあるっていうのに、それでも趣味を告白しなくてはいけないというこの悪魔の質問。

さらに返答次第では「私、こういう趣味なのイケてるでしょ」的なニュアンスを入れているかもかもしれないとう恐ろしさ。

いつからか「私の趣味は●●です」恐怖症になっていたように思います。

 

で、ご存知の通り今回のアンプラグドのテーマは、趣味です(笑)。

企画の中でジャズミュージシャンの菊地成孔さんを取材させていただく機会に恵まれまして。あんなに多趣味で博識な人はどのように「趣味」を考え、向き合っているんだろうと様々な質問をぶつけてきました。

2時間ほどたっぷりお話をうかがって思ったのは、趣味はあくまで自分のために持つものだということ。もちろん人と一緒に楽しむ趣味もあると思いますが、主軸は「自分がアガるかどうか」の一点だけ。そこが曇ってしまっていたのだなぁと反省しました。今後は趣味と他人の目を完全に切り離して考えられそうです。

ということで今号、私と同じように「趣味はなに?」恐怖症の人にぜひ読んでいただきたいです!

 

ちなみにこちら、私の趣味のひとつ。ジェルネイルのデザインをネイリストの金子 渚さんと一緒に考えること。アンプラグドを編集していた2ヵ月は以下のデザインでした。

曼荼羅」と。

f:id:hynm_unplugged:20170914213353j:plain

「腐った肉もしくは脳みそ」。

 

f:id:hynm_unplugged:20170914213317j:plain

いずれもアンプラグドで担当した企画に引っ張られています。読んでいただければ即、納得していただけるかと。

 

さて、発売まであと1週間。しばしお待ち下さい!

 

編集:松下