ヴィンテージ熱はバンコク共通!?

こんにちは、石井です。

 数年前からなんとなく聞いていた「タイでUSヴィンテージが盛り上がっている」という噂。 なんでもベルトナム戦争で疲弊した隣国カンボジアに、いまでも欧米から救援物資が送られていて、その中に眠ったヴィンテージをタイやアジアのバイヤーが買い漁っているというのです。

 まぁ確かにその経緯を聞けば納得だけど、それでもタイでUSヴィンテージ!? 正直、なんかピンとこない。 というワケで、その真相を確かめるべく、フイナム古着同好会を代表してタイへと向かいました。バンコクのフリマ、ナイトマーケット、そして古着店をつぶさに取材して回ってきたので、詳しくは本誌でご確認ください!

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 で、ここではちょっとしたこぼれ話を。

 事前にリストアップしていた古着店が、行ってみたらすべて潰れていたりと散々だったのですが、ひょんなことからタイのヴィンテージシーンの有力者と会えたんです。

さっそく「日本からタイの古着事情を取材しにきたんだ。とび込みで失礼だけど、いまからあなたのお店を撮影、取材させてくれないか?」と聞いたら、「うちは取材をすべて断っている。申し訳ないけど協力できない」と。「そこをなんとかお願い!」と、つたない英語で必死に食い下がっていたら、おもむろに「彼を知っているか?」とスマホを見せてきたんです。覗いてみると、そこに写っている人を見てびっくり。なんと日本のヴィンテージバイヤー栗原道彦さんではないですか!「もちろん知っているとも! ベストフレンドだよ!(クリさん、すみません)」と伝え、フイナムの『古着サミット』や、栗原さんとのLINEのやり取りなんかを見せたら態度が一変、「OK、OK。Mr.クリハラと仲間ならしょうがない。協力しよう」と。しかもその後、知り合いの古着店まで紹介してくれて、おかげで取材の道が一気に開けました。

 バンコクでは、いくつかの限られた古着店が市内に点在しているだけなんです。例えるなら、原宿に1件、高円寺に1件、下北に1件、みたいな。しかも突如、移転や閉店していたりするのでネットの情報もあてにならない。現地で聞き込みしながら探し回っていたので、この出会いにはかなり助けられました。そして何より、栗原さんにも助けられました(笑)  

いろんな意味で、日本のヴィンテージシーンの凄まじさを実感したタイ取材でした。

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古着ネタといえばもう一つ。先日20周年を迎えた原宿のヴィンテージショップ「ベルベルジン」も取材しています。スペシャルヴィンテージがこれでもかと並んだ、伝説の20周年記念の入荷日前日の夜に、無理言って取材、撮影をさせてもらいました。写真は、決起会の乾杯の一コマ。部外者ながら僕も混ぜてもらいました。ありがたや。

本誌では、この日のためにこつこつ集めてきたという、とんでもないヴィンテージを多数掲載しています。ヴィンテージ好きならこれだけでも見る価値十分なのですが、インタビューした代表の山田さんのとある一文がとにかく沁みるので、ぜひご一読を!